もくじ
1 オークとは
2 オークの種類
2.1 ホワイトオーク
2.2 ナラ(ミズナラ)
2.3 レッドオーク
3 オーク材の特徴と魅力
3.1 木目と経年変化
3.2 耐久性と耐水性
3.3 独特の重厚感
3.4 防虫効果
4 オーク材の3種の木目
4.1 板目(いため)
4.2 柾目(まさめ)
4.3 虎斑(とらふ)
5 オーク材の色と経年変化
5.1 ナチュラル色
5.2 濃いブラウン
5.3 明るいブラウン
6 おすすめのオーク家具
オークとは
ABOUT OKA
オークとは、ブナ科コナラ属の落葉広葉樹です。日本では、「ナラ」または「ミズナラ」と呼ばれ、どんぐりがなる木として知られています。世界中で数百種類存在し、古くから欧米では家具、床材、船舶、ワインやウイスキーの樽など様々な用途に使用されてきました。日本でもさまざまなインテリアに使用されており、無垢材といえば「オーク」といっても過言ではありません。
オークの種類
TYPE OF OKA
ひと口にオークと言っても、原産地や原料の特性が異なる複数の種類があります。数百種類存在するオークの中でも、家具に使われるオーク材を分類すると、大きく3種類に分けられます。生育する環境によっても異なる特徴があります。
1.ホワイトオーク
主にアメリカやカナダなど北米産のホワイトオーク材。ずっしりとした重量感のある質感と硬さが特徴です。
木の導管を閉塞させる「チロース」という組織が発達していることから耐水性が高く、液体を保管するのに適しているので、まだプラスチックやガラスがなかった時代にワインやウイスキー、シェリー酒やバーボンを熟成する樽に使われます。
希少であるミズナラの代替品として、広く使用されています。
当店が取り扱っているオーク材家具は基本ホワイトオークです。
木の導管を閉塞させる「チロース」という組織が発達していることから耐水性が高く、液体を保管するのに適しているので、まだプラスチックやガラスがなかった時代にワインやウイスキー、シェリー酒やバーボンを熟成する樽に使われます。
希少であるミズナラの代替品として、広く使用されています。
当店が取り扱っているオーク材家具は基本ホワイトオークです。
2.ナラ(ミズナラ)
主に北海道やロシアが産地。比較的寒い地域で生育するので、木目が細かく詰まっているのが特徴です。
他のオークよりも荒い木目と色の白さが特徴で、木に含まれる水分が多く燃えにくいことから「ミズナラ」と呼ばれています。
他のオークよりも荒い木目と色の白さが特徴で、木に含まれる水分が多く燃えにくいことから「ミズナラ」と呼ばれています。
3.レッドオーク
ホワイトオークと同じく北米産レッドオーク。よく似ていますが、名前通りの赤みがかった色とはっきりとした木目が特徴です。また、ホワイトオークより柔らかくて加工しやすく、重厚さがあり強度が高く衝撃に強いものの、乾燥した際の収縮が大きく割れたり曲がったりしやすいこともあります。
ホワイトオークと違って、木の導管を閉塞させる「チロース」が発達していないため液もれが発生してしまい、酒樽には不向きです。 オーク材の中では、もっとも安価な種類です。
ホワイトオークと違って、木の導管を閉塞させる「チロース」が発達していないため液もれが発生してしまい、酒樽には不向きです。 オーク材の中では、もっとも安価な種類です。
オーク材の特徴と魅力
THE CHARM OF OKA
オーク材の魅力は丈夫な硬さや天然木らしい木目色、深みを増す経年変化です。
また、ナチュラルな雰囲気がありながらも主張しすぎない、使い込むほどに味わい深くなる表情 で「これぞ本物の無垢材」 という良さを感じることができます。
また、ナチュラルな雰囲気がありながらも主張しすぎない、使い込むほどに味わい深くなる表情 で「これぞ本物の無垢材」 という良さを感じることができます。
美しい木目と経年変化
オーク材は、重厚感があるはっきりとした美しい木目が特徴です。
木目には、3種類あって、それぞれに見え方が違います。
・シンプルですっきりとした印象となる「柾目」
・重厚感を演出してくれる「板目」
・オーク材特有の木目「虎斑」
木目には、3種類あって、それぞれに見え方が違います。
・シンプルですっきりとした印象となる「柾目」
・重厚感を演出してくれる「板目」
・オーク材特有の木目「虎斑」
優れた耐久性と耐水性
高密度で硬いオーク材は、高い耐久性と耐水性を持ちます。
そのため傷や染みがつきにくく、液体をこぼしても変質しにくいので、古くからフローリングや家具に用いられていました。
そのため傷や染みがつきにくく、液体をこぼしても変質しにくいので、古くからフローリングや家具に用いられていました。
堅牢で独特の重厚感
硬くて重いオーク材は、独特の重厚感を生み出してくれる素材です。
さらに、伸縮しやすい他の木材とくらべ、硬いオーク材は湿気の吸収・放出をしても伸び縮みが少ないためとても取り扱いやすいです。
さらに、伸縮しやすい他の木材とくらべ、硬いオーク材は湿気の吸収・放出をしても伸び縮みが少ないためとても取り扱いやすいです。
防虫効果がある
天然の木材には虫がつきものとイメージされがちですがオーク材には、虫が苦手とするポリフェノールの一種「タンニン」と呼ばれる成分が多く含まれています。
虫はタンニンを嫌う習性があるため、害虫が寄りつきにくくなります。
酒造樽にオーク材が用いられている、アンティーク家具が美しく現存している理由には、防虫効果の高さも関係しているでしょう。
虫はタンニンを嫌う習性があるため、害虫が寄りつきにくくなります。
酒造樽にオーク材が用いられている、アンティーク家具が美しく現存している理由には、防虫効果の高さも関係しているでしょう。
オーク材の3種の木目
ABOUT OKA'S WOOD GRAIN
1.板目(いため)
もっとも一般的な木目であり、丸太をそのまま縦にスライスして板に加工したものです。
山形であったり、さまざまな曲線の木目が見られる力強い木目が特徴です。また1本の木から切り出せる量も多いため、お値段もお手頃です。
山形であったり、さまざまな曲線の木目が見られる力強い木目が特徴です。また1本の木から切り出せる量も多いため、お値段もお手頃です。
2.柾目(まさめ)
丸太の中心付近を切り出したときにできる木目、まっすぐで美しいです。通常年輪は円状につくられるものであるため、まっすぐな木目は切り出せる部分が限定されます。量産することができず、価格は高くなります。
3.虎斑(とらふ)
オーク材の柾目を切り出すと、まれに虎の毛のように見える「虎斑(とらふ)」と呼ばれる特徴的な木目が出現します。上質なオークほど虎斑が出る確率も高いですが、なかなか手に入らないことからとても貴重で高価な木目です。
オーク材の色と経年変化
COLOR OF OKA
美しい木目や経年変化が特徴ですが、「オーク材の家具の色は?」と聞かれる「あれ?」と一瞬悩むでしょう。オーク材の家具は明るいベージュ色からかなり濃いこげ茶色まで、幅広くいろんな色があります。
オーク材の木肌の色は、ナチュラルな肌色に近い明るい色なので、塗装で着色しやすく、昔からヨーロッパでオーク材の家具を造る時には、時代の流行に合わせて着色し、明るい色からチョコレートのような濃い茶色まで幅広くいろんな色のオーク材の家具が造られました。
オーク材の木肌の色は、ナチュラルな肌色に近い明るい色なので、塗装で着色しやすく、昔からヨーロッパでオーク材の家具を造る時には、時代の流行に合わせて着色し、明るい色からチョコレートのような濃い茶色まで幅広くいろんな色のオーク材の家具が造られました。
無垢の素材を楽しめる肌色に近いナチュラル色
オーク材の元の色は、肌色に近いナチュラル色です。塗装していないため、無垢材ならではの素材感が味わえます。
経年変化によって、だんだんと色が濃くなって褐色に変化していく木。なので、もともとは明るいベージュ色だった家具も、少しずつ変化していく色を楽しむ事ができ、愛着ある家具を育ててみるのもおすすめです。
経年変化によって、だんだんと色が濃くなって褐色に変化していく木。なので、もともとは明るいベージュ色だった家具も、少しずつ変化していく色を楽しむ事ができ、愛着ある家具を育ててみるのもおすすめです。
アンティーク調の落ち着いた濃いブラウン
ヴィクトリア女王の時代にイギリスで流行したので家具の色です。
オーク材は着色しやすいから、濃いブラウンに塗装された家具も多く見られます。
オーク材は経年変化により色が濃くなる性質を持っていますが、濃いブラウンであれば家具そのものの色合いが大きく変化しません。
そのため元の色が大きく変化せず、アンティーク調の落ち着いた雰囲気を楽しみたい場合には、濃いブラウンのオーク材がおすすめです。
オーク材は着色しやすいから、濃いブラウンに塗装された家具も多く見られます。
オーク材は経年変化により色が濃くなる性質を持っていますが、濃いブラウンであれば家具そのものの色合いが大きく変化しません。
そのため元の色が大きく変化せず、アンティーク調の落ち着いた雰囲気を楽しみたい場合には、濃いブラウンのオーク材がおすすめです。
上品な艶が美しい明るいブラウン
明るいブラウンは、上質な艶でオーク材の美しさを引き出してくれます。
濃いブラウンと同様に、明るいブラウンもアンティーク家具に多く見られます。
また経年変化により、やや濃い色に変化する点が特徴です。
濃いブラウンと同様に、明るいブラウンもアンティーク家具に多く見られます。
また経年変化により、やや濃い色に変化する点が特徴です。