経年変化で風合いを増すチェリー
Solid Wood Furniture-Cherry
無垢材家具の中でとても人気の高いチェリー材。
日本でも家具に多く使われている材ですが、北米からの輸入材になります。
「チェリー材」といういわゆる「通り名」で知られていますが、正確には「アメリカンブラックチェリー」という名称です。
「ブラックチェリー」という、さくらんぼより少し大きな実をつける木というと馴染み深いのではないでしょうか。
日本でも家具に多く使われている材ですが、北米からの輸入材になります。
「チェリー材」といういわゆる「通り名」で知られていますが、正確には「アメリカンブラックチェリー」という名称です。
「ブラックチェリー」という、さくらんぼより少し大きな実をつける木というと馴染み深いのではないでしょうか。
#Topics#
•チェリーの経年変化はこんなに激しい?!
•かすりとさざなみ紋は大丈夫?
•なめらかな木肌が思わず触りたくなる
•自然からの贈り物
もくじ
1チェリーとは
2経年変化を楽しめる
3すべすべな肌触り
4淡い木目
5キャラクターマーク
2-1.かすり(ガムポケット)
2-2.さざなみ紋(リップルマーク)
6コーディネートしやすい
7おすすめのオーク家具
チェリーとは
ABOUT CHERRY
チェリーは北米に多く生えている広葉樹で、アメリカやカナダの東部を中心に、広い地域に渡って生えている樹木です。
チェリーは乾燥すると寸度の安定した強い材料となり、艶出し材などで仕上げると大変美しい仕上がりを得る事が出来る為、家具材としての価値が高く、重宝されている木材です。
強度だけでなく、見た目も美しいので家具だけではなく、靴ベラなどの小物類、内装材の化粧単板としても使用されます。
チェリーは乾燥すると寸度の安定した強い材料となり、艶出し材などで仕上げると大変美しい仕上がりを得る事が出来る為、家具材としての価値が高く、重宝されている木材です。
強度だけでなく、見た目も美しいので家具だけではなく、靴ベラなどの小物類、内装材の化粧単板としても使用されます。
原産地
中米および南米の北部、アメリカ東部、カナダの大西洋岸
経年変化を楽しめる
CHANGE WITH THE TIME
着色しないでつくる無垢材のものは使い込んでいくうちに深みが増し、色合いが豊かに変化していきます。これを「経年変化」といいます。
チェリー材はその経年変化の度合いの深さが大きな特徴です。
はじめは淡い薄桃色であることが多いのですが、歳月を経ていくなかで紫外線の影響などにより飴色風の濃い赤褐色に劇的変化していき、ずいぶんと印象が変わります。
変化のスピードが速いので、「使い込むほどに風合いを増す」という無垢材ならではの特性を実感することができる点も魅力です。
特にテーブルに使われて、テーブルの色が段々と変わっていくのを見ると、食卓を囲んだ家族の歴史を感じるでしょう。
チェリー材はその経年変化の度合いの深さが大きな特徴です。
はじめは淡い薄桃色であることが多いのですが、歳月を経ていくなかで紫外線の影響などにより飴色風の濃い赤褐色に劇的変化していき、ずいぶんと印象が変わります。
変化のスピードが速いので、「使い込むほどに風合いを増す」という無垢材ならではの特性を実感することができる点も魅力です。
特にテーブルに使われて、テーブルの色が段々と変わっていくのを見ると、食卓を囲んだ家族の歴史を感じるでしょう。
はじめ
半年後
一年後
すべすべな肌触り
SMOOTH TOUCH
チェリー材の材面は緻密で滑らかな木肌を持ち、磨くだけで美しい光沢を得ることができるうえ、水に強く耐久性も優れいます。
この樹種がすべすべな触り心地は、道管という地中から水を吸い上げるための管の配列などが関連しているのです。
木は組織の大部分を占める導管の並び方により「環孔材」と「散孔材」に分けられます。
環孔材は太い導管が規則的に並ぶため、はっきりとした木目と木らしい手触り、散孔材は細い導管が不規則に並ぶことで淡い木目となめらかな手触りになります。
チェリー材はこの道管が散在している散孔材なので皮膚の感覚で滑らかで光沢のある木肌をしています。
ついつい触ってしまいたくなる滑らかな木肌は、毎日の暮らしの癒しになってくれる存在です。
この樹種がすべすべな触り心地は、道管という地中から水を吸い上げるための管の配列などが関連しているのです。
木は組織の大部分を占める導管の並び方により「環孔材」と「散孔材」に分けられます。
環孔材は太い導管が規則的に並ぶため、はっきりとした木目と木らしい手触り、散孔材は細い導管が不規則に並ぶことで淡い木目となめらかな手触りになります。
チェリー材はこの道管が散在している散孔材なので皮膚の感覚で滑らかで光沢のある木肌をしています。
ついつい触ってしまいたくなる滑らかな木肌は、毎日の暮らしの癒しになってくれる存在です。
淡い木目
PALE WOOD GRAIN
節がほとんどなく、きめ細やかな木目がチェリー材の特徴の一つ。
この木目も肌触りに影響を与える道管と関連しているのです。
木目とは、年輪の模様のことで、道管の配列や特徴によってその模様がかわります。年輪に沿って集中して配列する環孔材の場合、道管によって木目が際立って見えるので、力強い表情の木目になりやすいのです。オーク材はそのよい例です。
一方でチェリー材は道管が散らばっている散孔材なので、年輪が強調されるというよりも柔らかい印象の淡い木目となります。
この木目も肌触りに影響を与える道管と関連しているのです。
木目とは、年輪の模様のことで、道管の配列や特徴によってその模様がかわります。年輪に沿って集中して配列する環孔材の場合、道管によって木目が際立って見えるので、力強い表情の木目になりやすいのです。オーク材はそのよい例です。
一方でチェリー材は道管が散らばっている散孔材なので、年輪が強調されるというよりも柔らかい印象の淡い木目となります。
オーク
チェリー
キャラクターマーク
CHARACTER MARK
天然木は自然由来。容姿や性格など人間の個性が人それぞれ違うのと同様に、過酷な風雪に耐え一生懸命に生きた天然木には個性あふれるキャラクターが隠れています。これをその木の持つ個性「キャラクターマーク」と呼んでいます。
天然のチェリーで家具を作れば、ほぼ間違いなく「キャラクターマーク」が現れます。日本ではこの「キャラクターマーク」がクレームになってしまうことがよくありますが、これは本物の天然の素材だからこそあるものなので、自然からの贈り物言っても過言ではないでしょう。
天然のチェリーで家具を作れば、ほぼ間違いなく「キャラクターマーク」が現れます。日本ではこの「キャラクターマーク」がクレームになってしまうことがよくありますが、これは本物の天然の素材だからこそあるものなので、自然からの贈り物言っても過言ではないでしょう。
チェリー材によく現れるキャラクターマークをご紹介します。
かすり(ガムポケット)
かすりというのは樹木の成長段階において傷ついた部分を癒そうとして細胞の隙間に滲み出た樹脂が固まった痕です。「ミネラルストリーク(鉱物線)」とも呼ばれています。
線状のものと斑点模様なものがあります。
線状のものと斑点模様なものがあります。
さざなみ紋(リップルマーク)
樹木の生長の過程や気候の変化
による縮み、放射組織や構成要
素の配列によって生じる杢です。
縦に流れていく木目に対して、
横方向に線状の杢が入
り、川の流れのように緩やかで、少し光沢があるように見えます。
見る位置や光の当たる角度によって波模様が立体的に見えたり、色の濃淡が逆転して見えたりして、とても魅力的な杢です。
チェリー材のテーブルもしくは床であれば、様々な角度・距離から眺めてみるのも楽しみのひとつです。
による縮み、放射組織や構成要
素の配列によって生じる杢です。
縦に流れていく木目に対して、
横方向に線状の杢が入
り、川の流れのように緩やかで、少し光沢があるように見えます。
見る位置や光の当たる角度によって波模様が立体的に見えたり、色の濃淡が逆転して見えたりして、とても魅力的な杢です。
チェリー材のテーブルもしくは床であれば、様々な角度・距離から眺めてみるのも楽しみのひとつです。
天然木を加工する立場からは木目の表情や色味、経年変化の様子などをそれぞれの個性と捉え、過剰に排除したり手を加えるのではなくできるだけ自然の姿のまま製品に取り入れております。
どうしてもこの「かすり」や「さざなみ紋」のキャラクターマークが気になるという方は、チェリー材はおすすめいたしません。
どうしてもこの「かすり」や「さざなみ紋」のキャラクターマークが気になるという方は、チェリー材はおすすめいたしません。
コーディネットしやすい
COORDINATE
家具としての役割とインテリアとしての役割、両方を兼ね備えている無垢材はやはりチェリーでしょう。
経年変化で色合いから段々と変わり、キャラクターマークも空間のアクセントとなり、空間に彩りと自然の風合いを与えてくれます。
特に経変変化が早いという点で部屋の模様替えをしなくても、同じ家具のままで異なる雰囲気を演出することが楽しめます。
家具をチェリー材、もしくはチェリー材と同じ色合いの物に揃えて、雑貨などのインテリアアイテムを上手く使いながら、空間にメリハリを出していけます。
温かみのあるナチュラルな風合いが癒しの空間を作り上げ、そのうえで主張しすぎることなく他の素材とも調和することはチェリーが世界範囲で愛され続ける理由の一つでしょう。
経年変化で色合いから段々と変わり、キャラクターマークも空間のアクセントとなり、空間に彩りと自然の風合いを与えてくれます。
特に経変変化が早いという点で部屋の模様替えをしなくても、同じ家具のままで異なる雰囲気を演出することが楽しめます。
家具をチェリー材、もしくはチェリー材と同じ色合いの物に揃えて、雑貨などのインテリアアイテムを上手く使いながら、空間にメリハリを出していけます。
温かみのあるナチュラルな風合いが癒しの空間を作り上げ、そのうえで主張しすぎることなく他の素材とも調和することはチェリーが世界範囲で愛され続ける理由の一つでしょう。